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フェウド モントーニ Feudo Montoni

本拠地 : カンマラータ (シチリア)
代表者 : ファビオ・シレーシ
所有畑 : 合計 80 ha

URL :  Feudo Montoni 

シチリア島の首都、パレルモ市から約100キロ内陸に位置する古き良きシチリアの原風景が色濃く残るカンマラ-タの土地で1469年よりワインを手掛けるシチリアでも最も古い歴史をもつワイナリーのひとつ。
ローマ教皇の主治医であったアンドレア・バッチ氏による1595年のイタリアワイン古典「De Naturali Vinorum Historia」の中でカンマラータのワインについて「色濃くて香りと味に優れたとても力強い赤ワインで長期保存に向いている」と述べられており、現在でもバチカン宮殿へワインを納めています。

この土地を1800年より所有するシレーニ家は長年ぶどう栽培農家としてタスカ・ダルメリータ(ロッソ・デル・コンテがまだ地場品種のみで造られていた当時はモントーニのネロ・ダーヴォラとペリコーネによる)などの大手ワイナリーへぶどう供給を主としていましたが、1990年代より徐々に元詰めを増やしています。

~シチリア伝統品種の純粋な遺伝子の守護者~
現当主であるファビオ・シレーシ氏の祖父が購入してから3代に渡りこの土地に昔から植わるぶどう品種、とりわけネロ・ダーヴォラ、ペリコーネ、カタラットが持つユニークで純粋な遺伝子を大切に守っています。周辺から完全に隔離され、外部の影響から遮断された自然環境の中、植え替えをする際には畑の中から最良の樹を選び、昔から受け継がれてきた手作業による継ぎ木作業とプロヴィナージュを行う事で、そのDNAを400年以上変える事なく増殖させています。
 
~ジャコモ・タキスとの縁~
フェウド・モントーニによるネロ・ダーヴォラの他とは違う個性に注目したのが、かのジャコモ・タキス氏。彼は幾度もワイナリーを視察し、そして手紙にて次のようにしたためています。
「貴方のとても興味深いワインに賛辞を送ります。それは何度も伝えていますが、とても特徴のあるネロ・ダーヴォラの事です。優れた著名な赤ワインが持つ品性を備えており、シチリアでは比較的容易に探せる骨格がしっかりとした力強さだけでなく、むしろ豊かなエレガンスと品格が存分にある事により他のネロ・ダーヴォラとは一線を画しており、他所では真似が出来ないシチリア産の高品質ワインであります。私の”直感”ではおそらくピノ・ネロの親戚ではないかと考えており、様々な理由からも最も重要なワインよりも価値があると考えます。」(2004年、ジャコモ・タキス氏直筆の手紙より抜粋)

~高い標高と風、寒暖差から生まれるフレッシュさとエレガンス、ビオロジック栽培~
標高500-700メートルの間の山の東向き斜面に合計80ヘクタールの畑を所有しており、土壌は主に砂質と粘土から成ります。太古は海底であった事から貝などの化石が沢山あり、標高差により土壌構成が大きく異なっています。絶え間なく吹き降ろす強い風と乾燥した気候、そして周辺から完全に隔離され汚染とは無縁な自然環境により、ビオロジック栽培を容易としているのです(2013年より認証取得)。

年間約350日の日照がありながらも寒暖差が大きい事からフレッシュな酸味が自然と残り、pHの値はフランスワイン並みに低く酸度が高い事が大きな特徴です。畑では様々な野生ハーブが自生しており、不要な雑草のみを引き抜き、土壌を活性化させる為に土を耕し、周辺に植えている空豆、エンドウ豆、カラスノエンドウ、セイヨウカズラを春に地中へ埋めています。冬場の選定作業を重要視し、法定で認められている収量よりはるかに低い低収量に抑える事が品質の鍵であると考えています。
 
~単一品種、単一畑へのこだわり~
ぶどう品種の個性とテロワールを表現する事を第一に、醸造は栽培の鏡であるという考えから極力余分な手を加えない事を信条としています。畑のクリマを単一品種で表現するブルゴーニュワインのコンセプトに共感しており、エントリーワイン以外単一品種、単一区画産。収穫は100%手摘みにより行われ、1時間以内に圧搾され、発酵は野生酵母によります。白は樽を用いずコンクリートタンク醸造で、マロラクティック発酵は行いません。赤ワインはフレンチオークにより樽熟成され、新樽の使用は最大15%までに留めています。

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